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2011年1月

今日は先日リペアを依頼したポーセレンメタルボンドブリッジがラボから帰ってきました。

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 インプラント専門デンタルラボ“アトリエココロ”でセラミックの破損面をマイクロスコープで観察してもらった結果、マージン付近のメタルが薄かったことがセラミックの弱さの原因と推察されました。
 
 そこで、マージン付近がレーザーで補強されメタルマージンとして返却されてきました。

 

 

 

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  同ブリッジを口腔内のインプラントのアバットメントに再装着したところです。

 メタルマージン部は歯肉縁下に入るので目立ちません。

 

 

 

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  再装着時のデンタルX線写真です。

 

 

 

 

今日はオステルメンターで、埋入後一定期間をおいたインプラントのISQ値を測定しました。

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 “オステルメンター”はインプラントと骨との結合の度合いを測定する機械です。

自鳴する電子音叉様の小型トランスデューサーから振動を発生させ、インプラント体やアバットメントからの共振周波数を測定します。

 

 

 

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  “オステルメンター”はこんな機械です。

得られた共振周波数はインプラント固定系数(ISQ: implant stabilityquotient)に変換され、画面にディスプレイされます。
70以上の数値は良好なオッセオインテグレーションを示します。

 

 

 

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  今回測定した下顎前歯のインプラントに上部構造が装着されれば、上下無歯顎のインプラントによる全顎補綴が完成します。

 

 

 

今日の午後はヨシダの徳田さんに当院に来て頂き、新しくなったコンピューターに最新版の画像管理ソフトをインストールして頂きました。

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 先週、新しいカルテ/レセプト/X線写真管理用コンピューターを導入したのですが、その後X線フィルムの画像を読み取るスキャナーが上手く作動しなくなってしまいました。
 
 そこでヨシダの徳田さんに来て頂き、頑張って頂いたおかげで復旧に成功しました。 新しくインストールした二つのソフトの相性に問題があったらしく、一方のソフトを最新バージョンに変更することで正常に作動するようになりました。
 
 新ソフト導入時にはいろいろなことが起こりますが、サービスマンの対応力もコンピューターの機種選択の判断材料になると思えます。その点、ヨシダのサービスマンは高松市内に常時駐在しているので安心です。また、会社のイメージはサービスマンの人柄で決まるところがありますが、誠実に対応してもらえると会社のイメージがアップします。

 

 

 

 

 

今日はスタッフ全員で日本臨床歯周病学会から会員に依頼されている歯 周病のリサーチを行いました。

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 患者さんから同意を頂いたうえで、歯周基本検査データや身長、体重、全身疾患の有無、等のデータを質問票、およびカルテ記載データからPCに入力していきます。
 
 得られたデータは電子メールで日本臨床歯周病学会本部に送信されます。
 
 今回のリサーチは日本人の歯周病罹患実態調査として学術団体が本格的に行うもので、当院のデータも使用されます。
 
 みんな真剣になって頑張りました。

 

 

今日は東京の新宿インプラントセンターの 水口稔之先生のOne day セミナーを受講してきました。とても素晴らしい内容に感動しました。

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 午前中はインプラントセンターの院内見学、骨が不足して条件が悪いケースにおけるサイナスリフトやソケットリフト、ならびにGBRの新術式に関する講義でした。

 

 

 

 

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  実際の症例の写真や動画を提示して講義して頂けたのでとてもわかりやすかったです。

 このような歯槽頂から洞底までの距離が限りなくゼロミリに近いケースにおいても、ソケットリフトで対応していることは驚異的であり、感動的でした。

 

 

 

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 “オステオプッシャー”と呼ばれる新ツールを使用すると洞底の骨をシュナイダー膜を破らないように挙上出来るそうです。
 
 この局面で使用する自院のツールは先端に特殊な形態的工夫が施されているハンドピースに接続する回転式ドリルですが、この新ツールはステントで支持しておいてトルクレンチで回転させて使用します。
 
 なかなかよさそうなので自分の術式に取り入れたいと思いました。
 

 

 

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  開放創で治癒させるGBRの新術式も気に入りました。

審美領域ではコンベンショナルな閉鎖創で治癒させる方法よりも本法の方が威力を発揮すると思います。
開放創ですから、ヒーリングキャップを露出させた状態で歯肉を縫合して手術が完了することになります。
これもすばらしい術式だと感動しました。

 

 

 

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  参加者は10名で、このようにアットホームな雰囲気の中で、講師とひざを突き合わせていろいろな話が出来ました。

 手前の松本先生は昨年夏のIDEAサンフランシスコセミナーや11月のフローラルインプラントセミナーでもご一緒させて頂いたのですが、すっかりインプラントの勉強仲間になっちゃいました。

 

 

 

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  水口先生はこのように穏やかで非常に紳士的なのですが、内面はチャレンジ精神溢れる火の玉のような熱いハートを持っておられる方だと拝察いたしました。

 とても素晴らしい先生と出会えてよかったと思います。
 
 
 

今日は下顎の7番に植立されたインプラントに最終上部冠をセットしました。

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 模型上で左下7にポーセレンメタルボンドクラウンが作製されてきました。  

 

 

 

 

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 ポーセレンメタルボンド冠の構造は、内面がメタルで外面はポーセレンがメタルに焼き付けられています。

 

 

 

 

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 左の一番奥のアストラテックインプラントに、先ずアバットメントを25Nのトルクで接続します。

 

 

 

 

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  次にラボから搬送されたポーセレンメタルボンドクラウンをアバットメントの上に装着します。

 

 

 

 

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 咬合面からみた状態です。
装着されたポーセレンメタルボンドクラウンの咬合面はメタルが露出しています。
 
 強い咬合力が予想される場合、咬合面をメタルにすることがあります。
通常は咬合面もポーセレンでカバーします。

 

 

 

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 アストラテックインプラントに装着されたクラウンのデンタルX線写真です。

 

 

 

今日は作製中のインプラントブリッジと天然歯のオールセラミック冠の試適を行いました。

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 模型上で作製されたブリッジのメタルフレームです。

 臼歯から前歯におよぶワンピースの構造をしています。

 

 

 

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 5本のアバットメント(支台)で支えられます。

 

 

 

 

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 ジグを使って口腔内の5本のアンキロスインプラントにアバットメントを模型上と同じ状態になる様に装着しました。

 

 

 

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  メタルフレームは正確にアバットメントに適合することを確認しました。

 いわゆる“パッシブフィット”と言える状態です。

 

 

 

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  また左上の3本のプレパレーションされた天然歯の前歯にもセラミックフレームは正確に適合しました。

 ワンピースのメタルフレームもセラミックフレームも、その適合精度は素晴らしいです。
 
 
 
 
 

今日はインプラントのうえに被せたポーセレンブリッジの破折に対応しました。

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 インプラント上の補綴物は通常仮着セメントでとめるので、トラブルが発生した時には比較的容易に外せます。
 
 歯頸部のポーセレンがチップすることは珍しいです。ブリッジの不適合があり、どこかに強い応力が発生していたのかも、と考えました。
 
 しかし、手指感覚ではブリッジとアバットメントとの適合は良好でした。
 
 先ずはラボで再度ポーセレンを焼成してもらいますが、破折の原因について徹底的に考察をめぐらす必要があります。

 

 

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  上部ブリッジを外したときはインプラント周囲歯肉を観察する好機ですので、写真に撮りました。

 インプラント周囲粘膜には炎症は見られませんでした。

 

 

 

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  最近の同部のデンタルX線写真です。

 アストラテックインプラントの上部にブリッジを装着してから4カ月経過しています。  

 

 

 

今日は診療室のすべてのコンピュ ーターが新しくなりました。

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 今日の午後はヨシダ、日立メディカルのサービスマンの方に大勢来て頂き、診療室のすべてのパソコンを半日がかりで旧型から新型に交換してもらいました。
 
 すでに保存されているデータの移し替えに結構時間がかかりました。

 

 

 

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  最終的に診療室、研修室の6台の新コンピューターがLANでネットワーク化されました。

 

 

 

今日は上顎側切歯部に植立したインプラントに上部冠をセットしました。

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 右側切歯部のアストラテックインプラントにしばらく装着していたプロビジョナルクラウンを除去したところです。

 

 

 

 

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 側切歯部にポーセレンメタルボンド冠がセットされました。

隣の中切歯の冠とのバランスが気になりますが、この歯は歯根破折を起こしており、将来抜歯してインプラントに置き換える予定です。  

 

 

 

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  隣の右中切歯の歯根は破折を起こしています。 

 

 

 

 

 

 

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