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2011年3月

今日はインプラントを含む全顎治療を行った患者さんのメンテナンスを行いました。その際、セラミック冠のチップを発見しました。

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 インプラントを含むほぼ全顎の補綴治療を2年前に完了しています。
 
 今日は2カ月に一回のメインテナンスをさせて頂きました。

 

 

 

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 その際、右下顎7、6のセラミック冠の咬合面のチップを発見しました(右下7頬側近心咬頭と右下6頬側遠心咬頭)。
 
 咬合紙でチェックした結果、咬合干渉によるものと判断し、近いうちに再製させて頂くことにしました。

 

 

続いて成人男性の右下顎7番にアンキロスインプラントを植立しました。

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 GBRをして十分骨幅が確保された歯槽骨にオープンフラップでアンキロスインプラントを植立しました。

 

 

 

 

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  インプラント植立後のデンタルX線写真です。

 
 インプラント尖端部分のわずかの透過像は、下歯槽菅に接近し過ぎていた為、逆回転して少し浮きあがらせことにより出来た埋入窩のスペースです。
 
 結果的に下歯槽菅とは安全な距離を保っています。

 

 

今日の午後は矯正歯科から紹介された13歳男子の下顎の歯牙腫を摘出しました。

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 右下顎犬歯は埋伏しており、歯冠上方に数個の小さな石灰化硬固物の存在を認めます。
 
 犬歯の萌出が遅れており、その原因として埋伏歯の上方のX線不透過像が疑われたため、その精査目的で当院を紹介して頂きました。

 

 

 

 

 

 

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  唇側の粘膜骨膜弁を開け、歯槽頂付近の骨を削除すると、線維性皮膜にくるまった複数個の石灰化物が現れました。

 

 

 

 

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  それらの石灰化物を摘出してみると、数は6~7個あり、それぞれは歯牙様の硬固物でした。

 臨床的には集合性歯牙腫と診断しました。

 

 

 

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 歯牙様硬固物をすべて摘出すると歯槽部に骨空洞が形成されました。

 

 

 

 

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  その骨空洞の底部には埋伏犬歯の歯冠と思われる硬いものをプローブで触れました。 

 埋伏犬歯の歯冠は骨縁から8ミリ下方のレベルに存在しています。

 

 

 

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 粘膜骨膜弁を復位し、閉鎖縫合しました。

 

 

 

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 術後のデンタルX線写真です。
 
 石灰化物はすべて取り除かれました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

今日は8歳男子の正中埋伏過剰歯の抜歯をしました。

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 左右の正中切歯は離開し、両者の間に過剰歯が埋伏しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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  唇側のフラップを開け、僅かに骨を削合すると、歯冠の一部が露出しました。

 過剰歯は水平的に埋伏しているようです。

 

 

 

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 口蓋側にもフラップを開けると、骨から歯根がやはり水平方向に向けて露出していました。

 

 

 

 

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  そこでインプラントオペで使用するオステオトームの先端を露出した歯冠にあて、水平方向に口蓋側に向けて鎚打すると埋伏歯が容易に口蓋側に移動し、摘出できました。

 

 

 

 

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 摘出した埋伏歯です。

 

 

 

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  縫合が完了したところです。

 埋伏歯上方の骨を残せたので左右中切歯間の歯間乳頭が根尖側に落ちることなく、きれいに縫合出来ました。
 
 
 
 
 

今日は大阪のストローマンボーンレベルインプラントの発売記念セミナーに行ってきました。

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 このたび、ストローマン社からボーンレベルインプラントが発売されたことを機会に、“マイクロギャップコントロールコンセプトの効果”と題するセミナーが大阪で行われました。
 
 講師の佐藤孝弘先生は、歯肉の薄いケースや骨造成をしっかり行わなければいけないケースにボーンレベルインプラントは有用だろうと、おっしゃっていました。

 

 

 

 

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  中四国担当の登さんと記念撮影。

 

 

 

 

 

今日は下顎の臼歯部にストローマンインプラントを植立しました。

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 径4.1ミリ、長さ8ミリのストローマンレギュラーネック スタンダードインプラントを下顎の6番相当部に植立しました。

 

 

 

 

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 上手くインプラントが植立され、縫合が完了しました。

 

 

 

 

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  歯槽頂が遠心側に向かって下降しているので歯槽頂から下歯槽菅まであまり距離がありません。

 よって下歯槽菅を損傷しないように長さ8ミリのインプラントを使用しました。
 
 また近心天然歯に平行になる様にまっすぐに植立すると、CTデータを用いたシュミレーションでは下歯槽菅に接近し過ぎることがわかっていました。
 
 そこでインプラントをわずかに遠心傾斜させてインプラント先端が下歯槽菅から少し離れるように配慮しました。

 

今日は上顎にストローマンインプラントを3本植立しました。

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  インプラントオーバーデンチャーの作製を目的に、3本のストローマンインプラントを植立しました。

 
 実は4本の植立を予定していましたが、右上3番相当部の歯槽骨は1ミリ程度の幅しか存在せず、同部の植立を断念しました。
 
 
 

2011.02.09のエピソードの続報です。今日は蝋(ロウ)義歯の試適を行いました。

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 咬合器上で人工歯が蝋堤の上に配列されてラボから届けられました。
 
 咬合器上では上下の人工歯がきれいに咬んでいますが、口腔内でも同じように咬めるかどうかを確認することが今日の目的です。
 
 実は、このケースでは人工歯排列の試適は今回で3度目です。

 

 

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 やりました。
 口腔内に蝋義歯を装着して“そーっ”と下顎を上顎に近づけて頂くと、上下の人工歯が咬合器上と同じように、閉口運動の終末地点で水平方向にずれることなく咬み合いました。
 
 咬合採得成功です。
これまで2回咬合採得に失敗してきました。
義歯を長期間使って頂けていない場合は、やはり咬合採得に時間がかかってしまいます。
でもここがキモの部分なので頑張りました。

 

今日は近々インプラントの植立を予定している患者さんのCT撮影用テンプレートを作製しました。

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 上顎は左右に2本づつ分かれた4本の前歯以外に歯がありません。

 

 

 

 

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 下顎はすべて歯がありません。
 
 こういった状況に対して、これからインプラントで咬合を再建していきます。

 

 

 

 

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  先ずCT撮影する際に口腔に装着するCT撮影用テンプレートを作製しました。

 

 

 

 

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  このようなテンプレートを口腔に装着した状態でCT撮影して頂きます。

 テンプレートに付与されたインプラント植立予定部位のマークがCT画像上で表現されます。
 
 
 
 
 

今日は矯正歯科からの紹介患者さんの抜歯を2例行いました。

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  1例目は左下顎第1小臼歯です。

 矯正治療の必要から、抜歯を依頼されました。

 

 

 

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  2例目は右上顎第1小臼歯です。

 どちらも普通の抜歯のようですが、矯正からの紹介ケースの抜歯は、通常の埋伏智歯の抜歯より3倍気を使います。
 
 
 
 
 
 
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