今日は特定非営利活動法人 日本臨床歯周病学会編 「インプラント治療の実践」を読みました。

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 インプラントは歯周病治療に有益である、と常日頃から主張しているので、日本臨床歯周病学会編集の「歯周病治療におけるインプラント治療」を興味深く読みました。
 
 なぜ、インプラントは歯周病治療に有益なのか、というポイントの部分に関して、以下の様な趣旨のコメントが掲載されています。
 
 「インプラントを歯周病患者の欠損補綴に適用することによりもたらされる利益は、歯周病患者でない欠損補綴においてインプラントがもたらす利益となんら変わることはない。むしろ、利点は大きい。」
 
 本質的なコメントです。
 歯周病だからインプラントがいいのではないのです。
 歯周病であっても、歯周病でなくても、インプラントは欠損補綴に利益をもたらすのです。
 歯周病のケースでは、その利益の面が目につきやすいだけです。