![2014122720447.jpg](https://nakayamadental.com/blog/upload-images/2014122720447.jpg)
1 左下7の術前デンタルXPです。
臨床的には頬側歯周ポケットが6ミリと深く、遠心根の遠心側にび慢性の透過像が見られることから、何か変だなと思いましたが、術前は根破折は疑っていませんでした。
フラップを開けて状況を確かめてみようと思い、フラップオペを開始しました。
![201412272050.jpg](https://nakayamadental.com/blog/upload-images/201412272050.jpg)
2 フラップを剥離後、間もなく歯冠が近遠心的に破折していることが確認されました。
この時点で保存困難と判断し、直ちに処置内容を抜歯に変更しました。
![2014122720515.jpg](https://nakayamadental.com/blog/upload-images/2014122720515.jpg)
3 次に、抜歯窩にアパセラムAXを補填します。
抜歯後、抜歯窩に充満していた不良肉芽を十分ソウハしました。
![2014122720532.jpg](https://nakayamadental.com/blog/upload-images/2014122720532.jpg)
4 次に、抜歯窩にアパセラムAXを補填します。
![2014122720548.jpg](https://nakayamadental.com/blog/upload-images/2014122720548.jpg)
5 ハイドロキシアパタイトの表層にコラーゲンシートを圧接します。
![201412272062.jpg](https://nakayamadental.com/blog/upload-images/201412272062.jpg)
6 最後に, Cytoplast TXT-200で表層を被覆し、半閉鎖創の状態で両側粘膜弁を縫合し、ソケットプリザベーションを終了しました。
![2014122720627.jpg](https://nakayamadental.com/blog/upload-images/2014122720627.jpg)
7 歯根破折の原因として外傷的な咬合力の存在が考えられますが、アマルガムが充填後、膨張するマテリアルであることも歯根破折と関係があります。