今日は旭川市立旭山動物園の前園長・小菅正夫氏の発言からヒントを頂きました。

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1  今日もお休みなので撮りためていたテレビの録画を朝食を取りながら見た。

普段はめったにテレビを見れないので、お休みならではの楽しみだ。
今朝は昨年、NHK教育で放映された「仕事学のすすめ」 を見ていたら、旭川市立旭山動物園の前園長の小菅正夫氏が登場していた。
氏は廃園寸前だった旭山動物園を世界でも有数の来園者を誇る動物園にまで発展させ、北海道有数の観光スポットに仕立てた功績を持っておられる。
そういった氏の手法が組織運営の研究の好対象となる、ということで番組に取り上げられていた。

 

 

 

 

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2  なかでも僕が印象的な手法で参考になると思ったのは、動物の飼育係がお客さんに直接、動物の説明をし始めたことだ。

ただ、お客さんが動物を見て回るより、今、目の前にいる動物がそこに存在してくれていることが、どれほどの手間と時間をかけて、飼育係が丹精込めて飼育してきた結果であることが理解できると、そこで動物に出会った喜びが倍加することだろう。  

 

 

 

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 3   そういえば今日、お昼を食べた近所のおうどん屋さんにも、その店のうどんに懸けるこだわりを説明した一文が壁に掲げてあった。

  歯科でも同じで、丹精込めて品質にこだわって、時間をかけて作り上げた補綴物は、そのセット時に患者さんに黙って装着してしまうのはもったいないような気がする。
如何にこだわって、精度の高いものを、そして長期に機能するように清掃性の確保にこだわって補綴物を創っているか、製作者が患者さんにきちんと説明してあげれば、その価値を患者さんに理解してもらえ、長く大切に扱ってもらえると思う。