今日も東京国際フォーラムで開催されている第16回日本咬合学会に参加しています。

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  2日目の午前中のプログラムは新潟大学大学院医歯学総合研究科 教授 安保 徹先生の特別講演

「咬むことと免疫力 ~エネルギー生成糸とのつながり~」
がとても素晴らしく、印象深いものでした。
 
 目新しい情報として、老化と癌のメカ二ズムが解明された、と発表されました。
 

 

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 人間のエネルギー生成系は、「解糖系」と「ミトコンドリア系の」2本立てなのですが、子ども時代は成長が盛んなことから、やや「解糖系」寄りで生活しているそうです。
 
 しかし、大人になると「解糖系」と「ミトコンドリア系」の調和を保って生き続けています。

 

 

 

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  しかし、大人の時期にあまり無理をし続けると、交感神経緊張によって血管が収縮し、低体温、低酸素になります。

 
 これが病気で、この条件下で長く生きる為には、酸素の嫌いな「解糖系生命体」で生きるしかなく、これが発癌であると説明されました。
 
 癌は解糖系で分裂し続ける細胞だからです。

 癌の予防と治療の戦略の大きなヒントが発信されました。

 

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  午後からは学会併催で、

「東日本震災チャリティーシンポジウム」が
“今、世界は愛に満ちている~日本に元気・勇気と力を~”
と題して一般市民の方を対象に開催されました。
 
 まず、花道家 池坊保子先生の特別講演 
「今、日本は愛に満ちている」
から始まりました。

 

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  つづいて、テレビでおなじみの 内科医 おおたわ史絵先生と、脳科学者 澤口俊之先生らのシンポジウム

 “女性の健康長寿の秘密”~からだ・心・美のための咬み合わせ~が楽しく繰り広げられました。 

 

 

 

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  澤口俊之先生は、咬み合わせを是正すると人間性知能HQが向上するが、なぜ脳力が向上するのかを脳科学的に説明されました。

 

 

 

 

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 また咬み合わせの是正が、脳機能を向上させ、実際に若返ることを脳科学的データで示されました。

 

 

 

 

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  日本咬合学会理事長 丸山剛郎先生もシンポジストとして参加されました。

アカデミアの世界で大学教授として活躍されてきただけでなく、本当に良いものは(かみ合わせの治療)世の中に普及させ、日本国民を元気にすることが歯科医の使命として、 臨床家としても、一人の人間としても、信念を持って行動しておられることを感じました。
 
 最後に披露された「永久に青春の詩」を聴くと、この人を信用してもよいな、という気がしました。
魂の声が感じとれましたので。 

 

 

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  最後に参加したスタッフとともに記念撮影しました。

 
 われわれの仕事の尊さを確認出来て、スタッフにとっても有意義な二日間であったことでしょう。