歯周ポケットについて

 

歯周病は、歯を支えている組織が壊されていく病気で、虫歯に比べて痛みを感じにくいため、知らないうちに重症化することが多い病気です😰

そんな歯周病で、よく聞く言葉が「歯周ポケット」です。これは、歯と歯ぐきの境目の溝のことをいい、深いほど汚れがたまりやすく炎症を起こしやすくなり、歯周病の進行具合の目安になっています⚠

■3mm以内・・・健康な状態でも1~2ミリ程度の溝があります。3mm程度になってくると、歯肉炎(歯ぐきのみに炎症を起こしている状態)が考えられます。
■3mm~4mm・・・歯肉炎が進行し、歯周炎(炎症が広がりあごの骨を溶かしている状態)に。
歯みがきの時に出血したり、歯ぐきが腫れぼったく感じる症状がみられます。
■5~7mm・・・中等度~重度歯周炎。前段階がさらに進行してあごの骨が半分程度溶け、歯がぐらついたり歯ぐきから膿が出ることも。歯科医院で歯周ポケット内の歯石を取ってもらう必要があります。
■7mm以上・・・あごの骨が2/3以上溶けて、さらに歯がぐらつきます。放置すると歯が抜け落ちたり、回復の見込みがなく抜歯となるケースもあります。

歯周病は悪化すると確実に歯を失う怖い病気です。予防するにはセルフケアに加えて定期的に歯科医院でメンテナンスすることがとても大切です。なんでも美味しく食べられる健康なお口を維持するために一緒にお口のケアをしていきましょう🌷

トリートメントコーディネーター 溝渕