今日はワーファリンを服用していらっしゃる患者様の血液からCGFを遠心分離しました。

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  今日、ワーファリンを飲んでいらっしゃる患者様の半埋伏智歯の抜歯をしました。

止血目的に抜歯窩に詰める材料として、自己血液から採取したCGFを遠心分離して採取しましたが、いつもの様なプルプルしたフィブリンではなく、液状のものが混入した不完全なグルが採れました。

ワーファリンは血液凝固を確かに阻害していることがわかります。

 

 

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 一応、採れたグルを抜歯窩に装填し、周囲粘膜と縫合して抜歯を終了しました。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

今日は上顎6前歯にジルコニアセラミック冠を装着しました。

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 右上32、右上1左上1、左上23、のスリーピースの2連冠が本日セットするジルコニアセラミック冠です。

 

 

 

 

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 冠内面のフレーム部分はジルコニア(白色)、唇面はセラミックを焼き付けた構造をしいるので、ジルコニアボンドクラウンと云ういいかたで呼ばれることもあります。

 

 

 

 

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  プレパレーションされた支台歯の上にセラミック冠を装着しました。

 

 

 

 

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 マージンの適合は良く、咬合調整もほとんど不要でした。

右上1は他院で治療をお受けになった際にメタルコア―を歯根に深く打ち込んでいましたので、これは無理せずそのままにしました。その結果、右上1のみがマージン部が暗い色調になってしまいました。

その他の部位のマージン部歯肉は、セラミック冠らしく明るい色調です。

 

 

 

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  舌側面はジルコニアがカバーしています。

 

 

 

 

 

今日は顎関節症の患者様にスタビライゼーションスプリントを装着しました。

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 本日、上顎歯列に装着したスタビライゼーションタイプのスプリントです。

下顎のポジションをリラックスポジションに誘導すること、および咀嚼筋群をリラックスさせることを目的としています。

 

 

 

 

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  顎関節症は多因子疾患ですが、強い咬み締め癖も関係があります。

夜間はこういったスプリントを装着することで、そして昼間は歯を出来るだけ接触させないように意識して頂くことで、下顎の筋肉の緊張は緩和してくるはずです。

 

今日はインプラント用特殊義歯を作製しました。

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  総義歯の患者様のインプラント埋入術後に義歯は使用して頂きたくないのが本音です。

義歯が万が一にもインプラントを圧迫したら、ただちにインプラントは失敗し、脱落の憂き目にあうからです。

そこで、当院では少し以前から、通常の義歯を改変し、歯槽部粘膜に床が接触しないような特殊義歯を作製して、術直後から使用して頂いていました。

 

 

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  これはたしかに人工歯部の床内面がインプラントに触れないので安心ですが、長く使っていると床が口蓋正中部で破折することを経験しました。

 

 

 

 

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 そこで、本日は同様の義歯を金属床で作製してみました。

インプラント手術後にインプラントを圧迫せず、強度があるので破折もしない特殊義歯です。

 

 

 

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 これからインプラント手術を予定している患者様の口腔内に装着すると、右写真のように歯槽部がすいているのが確認出来ます。

 

 

 

 

今日はCTガイドサージェリーのステントの試適をしました。

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 インプラントオーヴァーデンチャーの製作を前提に、右下顎臼歯部(黄色矢印)にインプラントを植立予定です。

 

 

 

 

 

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 CT画像上で予定した位置に正確にインプラントを植立するにはCTガイドサージェリーが有用です。

右写真のような位置にインプラントを置いたデータを、CTサージカルステントを製作する会社に送信すれば数日後にステントが届けられます。

 

 

 

 

 

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  右のようなステントが、CT画像上のシミュレーション通りの位置に口腔内で正確に植立することを助けてくれます。

 

 

 

 

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  装置は顎堤によく適合しており、安定的に装着できます。

このようなインプラント植立ポジションのガイドシステムは、患者様のストレス軽減に大いに貢献します。

今日は急性期の智歯周囲炎の経過観察をしました。

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 両側の頬粘膜が腫れて咬めないことを訴えられて、先週土曜に当院を初診なさった患者様です。

右下8相当部頬粘膜に潰瘍を形成していますので、当初、悪性のものを疑った程、潰瘍の程度は著しいものでした。

 

 

 

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  しかし、反対側の左下8相当部頬粘膜にも同様の潰瘍が求められることから、腫瘍ではなく、炎症性の腫脹に咬傷が加わって出来た潰瘍だろうと推測しました。

こうなる前に、最初は口内炎が出来、それからだんだん口腔内のいろいろなところ(全顎的な歯肉や頬粘膜)が腫れだしたそうです。

 

 

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  疲労がもたらした免疫力の低下による両側下顎埋伏智歯周囲炎とそれに伴う頬粘膜の咬傷と診断し、抗生剤オーグメンチンを処方して帰宅して頂きました。

 そして、本日の経過観察では、両側の頬粘膜の潰瘍が消え、腫脹も軽減していたのでほっと安心しました。
今後、消炎を待って、歯周治療を開始する予定です。

今日のセレック冠は左下4です。

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 本日のセレック冠を装着する左下4のプレパレーションが完了しました。

マージンは明確に歯肉縁上とし、ハーフクラウンっぽく仕上げました。  

 

 

 

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 長石性セラミックであるシロナブロックを院内CAD/CAMのセレックシステムで削り出しました。

 

 

 

 

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 セレック冠はきれいに装着されました。

マージンは縁上に設定されていますが、ほとんど目立ちません。

 

 

 

 

 

今日は右上76にe-max冠をセットしました。

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 右上76は保険の不適合冠が入っていた為、セラミック冠にやり変えました。  

 

 

 

 

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  院内CAD/CAMセレックシステムで製作したe-max冠を装着しました。

 接着性レジンセメントは硬化時間が早いので注意が必要です。

 写真では、セメント除去時に歯肉を刺激したための出血が見られます。

 

今日は右下5にセレッククラウンを装着しました。

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 長石系セラミックのシロナセレックブロックを用いてCAD/CAM院内ラボシステムで作製したセレッククラウンです。

 

 

 

 

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 右下5は生活歯で、プレパレーションが完了しています。

 この上にセレッククラウンを被せていきます。  

 

 

 

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 きれいにセレッククラウンが装着されました。 

 

今日は無歯顎上顎インプラントフルブリッジの咬合採得を行いました。

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 これはアトリエココロから届けられた咬合採得用レジンテーブルです。

これから今入れて頂いているプロビジョナルの咬合をトランスファーしたいと思います。

まず最初に、黄色破線の部分でテーブルを3分割し、咬合採得に入りました。

 

 

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 次に、前歯バイトテーブル、臼歯プロビジョナルの状態で前歯にバイトストップを付与しました。

 

 

 

 

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  さらに、前歯バイトテーブル、右臼歯バイトテーブル、左臼歯プロビジョナルの状態で右側臼歯のバイトを採得しました。

 

 

 

 

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  最後に、左臼歯のプロビジョナルをテーブルに置き換え、左臼歯のバイトも採得しました。

 

 

 

 

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 結局、3回に分けて現在のプロビジョナルの咬合をこのようなバイトテーブルに写し撮ることができました。

 

 

 

 

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  バイトテーブルを模型に戻した状態です。