今日は無歯顎上顎のフルインプラントブリッジを装着しました。

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  無歯顎上顎に6本のアストラテックインプラントが植立されています。

各インプラントにはスクリューでインプラントに固定されるユニアバットメントが15N(ニュートン)で締結されています。 

 

 

 

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 本日、これらの各インプラントにネジ留め固定式のワンピースインプラントが装着されました。

ユニアバットメントの上方にはネジ穴が刻まれていて、フルブリッジをネジが貫いて、ブリッジの構造体をインプラントにネジ止め固定することが出来ます。

 

 

 

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 ブリッジの構造について説明すると、フレームは強度の強いワンピースのメタルで出来ており、そのメタルに対してハイブリッドレジンを接着しています。

咬合面は咬合調整が容易なレジンがベストと思われます。

 

 

 

 

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ブリッジ装着時のパノラマXPです。

 

今日は左上4インプラントにプロビジョナル冠を装着しました。

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  本日、インプラントに装着するCAD/CAMで製作されたアバットメントです。

インプラントフィクスチャーと接続する部分はメタルで、それ以外の部分はジルコニアです。

 

 

 

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 ジルコニアアバットメントが口腔内のインプラントに接続されました。

 

 

 

 

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 アストラテックインプラントにジルコニアアバットメントが接続された状態のデンタルエックス線写真です。

 

 

 

 

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 アバットメントに装着しているのはプロビジョナル冠です。

1~2カ月後にファイナルのセラミック冠を製作する予定です。

 

 

 

 

 

今日はインプラント周囲炎でインプラントを撤去した部位に、再度インプラントを植立しました。

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 他院で受けたインプラント治療がインプラント周囲炎を起こして脱離し、再インプラント治療を希望して当院を受診されたケースです。

 左上6相当部のインプラント(矢印)は周囲骨が完全に炎症性の吸収を起こし、ブリッジと共に脱離した状態で本年2月に当院を受診なさいました。(矢印)

 

 

 

 

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 本年3月、脱離したインプラントの窩洞を徹底的にソウハ後、骨補填材を補填しGBRを行いました。

 

 

 

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 約3カ月が経過し、今回、同部に再度インプラントを植立する運びとなりました。

 ストローマンインプラント RN 径4.1 長さ10ミリをフラップレスで植立しました。

 

 

 

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  埋入時に少量の骨補填材をサイナス底部に補填し、同時にサイナスエレベーションを行っています。

 

 

 

 

 

 

今日は歯根破折を起こした右上5を抜歯し、即時にソケットプリザベーションを行いました。

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 このメタルコアが装着されている歯の歯根は破折しています。

たとえ、デンタルXP で破折線が確認出来なくても、プローブが根尖まで到達することから、歯根破折を起こしていると考えていいでしょう。

 

 

 

 

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 抜歯するとやはり根面に亀裂が確認出来ました。

 

 

 

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 先ず抜歯窩を徹底的にソウハします。

 

 

 

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 続いて液性CGFと混和しておいてから自己トロンビンを添加することでゲル状に調整された骨補填剤を抜歯窩に補填します。

 

 

 

 

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 さらに抜歯窩に適合するように適切な大きさにトリミングしたCGFメンブレンを6枚重ねて骨補填剤をカバーします。

 

 

 

 

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 最後にメンブレンを周囲粘膜に縫合して処置を終了しました。

 

 

 

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 術後デンタルエックス線写真です。

 

 

 

 

 

 

今日はインプラント撤去後、GBRを行いました。

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右写真は他院で治療を受けられたインプラントですが、インプラント周囲炎を起こしています(矢印)。

 

 

 

 

 

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 フラップを開け、インプラントを撤去したところです。

インプラントを新たに入れ直すための前処置として、GBRを行うことになります

 

 

 

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 骨面を徹底的にソウハしたのち、CGFと混和してゲル状に調整した骨補填材(FDBA)を窩洞に補填しました。

 

 

 

 

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  続いて、術野に適合するようにトリミングしたCGFメンブレンを6枚重ねて補填材をカバ―しました。

 

 

 

 

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 さらに、その上にチタン強化型PTFEメンブレンを被せて垂直的な圧力に抵抗するように補強しました。

 

 

 

 

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  最後にフラップを復位し、閉鎖縫合しました。

 

 

 

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 術後のデンタルエックス線写真です。
補填材はあまりぎちぎちに詰めないで適度に隙間が保たれる程度に、ふわっと補填しています。

 

 

 

 

 

今日は臨床歯周病学会2日目です。

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 2日目の午前中は、イタリアの著名な歯周病専門医であるMaurizio Tonetti 先生の歯周再生療法に関する特別講演を拝聴しました。

権威ある学術誌Journal of clinical periodontologyのエディターとしても有名なTonetti先生は、自身も二カ月に一回のペースで積極的に論文を量産しています。

しかも、それらの論文は非常にインパクトのあるものばかりです。  

 今回、帰宅してから彼の再生療法に関する論文を三つ、四つ、ネットでダウンロードして読みましたが、非常に有力なエポックメイキングな論文で、しかも理路整然としてわかりやすいものでした。
 
 今回、 pappila preservation technique に関する彼の講演を聞いていて、自分の再生療法のオペで疑問に思っていたことが解決しました。
そして、分析的な頭脳を持ちあわせた臨床家は本当に素晴らしいと思いました。自分も彼の様な開業医を目指したいものです。
 
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 学会の最後に正面玄関で、中山歯科クリニックと浮田歯科医院の参加者全員で記念撮影をしました。
 さあ、明日から気分を新たに歯周治療をベースとした歯科診療にスタッフ一丸となって全力投球で取り組もう! 
 

今日はスタッフと一緒に名古屋の臨床歯周病学会に参加しています。

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今日は名古屋で開催されている日本臨床歯周病学会にスタッフと共に参加しました。
今回、私は「完全自己血由来多血小板フィブリンを保護膜として用いた抜歯窩保存」という演題名で、ポスター発表させていただきました。
 
 日ごろの自分の臨床の成果を発表することは、すごく為になりました。まず、学理に基づいたものでないといけないわけですから、論文をよく読みました。
そして、その学理とは、再生療法の基礎的根拠となる部分と立脚点が共通であることから、発表の準備として論文を読むことで、再生療法の理論的根拠を学べることになりました。
そういった意味で、学会発表は大変有意義でした。
あまり深く考えて始めたわけではなかったですが、完全自己血由来多血小板フィブリン(PRF)は歯周治療やインプラント治療のいろいろな局面に応用可能であることがわかったので、さらに究めて行きたいと思っています。

 

 

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 夜は学会主催の懇親会に出席しました。
今大会の懇親会は特別の意味がありました。
それは日本歯周病学会と日本臨床歯周病学会とが友好条約を締結するという歴史的イベントが執り行われたからです。
大学の先生方が主体の前者と、開業医が主体の後者が仲良く国民の利益に向かって、共に同じ方向に向かって歩くことはとても素晴らしいことだと思います。
自分は両学会の会員ですが、きちんとした理念を持ったしっかりとしたよい学会に所属できることをうれしく思います。
 
 
 
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 二次会は栄地区のバーで中山歯科クリニックと浮田歯科医院の両方のスタッフと楽しく語ることができました。

 

 

 

 

 

今日はインプラントオーヴァーデンチャーを目的として2本のインプラントを植立しました。

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 本日のインプラント植立も、CTガイドサージェリーです。

CTデータに基づいて作製されたサージカルステント装着下でエントリーポイントを決定します。
 

 

 

 

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 右下6相当部、および下顎前歯正中部に1本ずつ、計2本のストローマンインプラントRN SLAサーフェス、径4.1、長さ8mmを埋入しました。

 

 

 

 

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 術後はインプラント相当部の内面をくり抜いたコピーデンチャーの24時間連続使用をお願いしました。

 

 

 

 

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  ストローマンインプラント埋入時の術中デンタルエックス線写真。

適切な深度に埋入されています。

 

 

 

今日は左上45に二本、アストラテックインプラントを植立しました。

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 本日は最小限のオープンフラップ法で、インプラントポジションを直視で確認しながらインプラントを植立しました。

今日のケースの骨幅は、頬側と口蓋側にそれぞれ1ミリの水平性骨支持がぎりぎり確保できるケースだったので、ポジショングには凄く気を使いました。

 

 

 

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 術後のパノラマエックス線写真。

アストラテックインプラント osseospeedTX 径3・5および4.0、長さ11ミリが適正に植立されました。

 

 

 

 

 

 

 

今日は左下56に二本アストラテックインプラントを植立しました。

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本日の埋入術式はCT guided surgical stent を用いたCT guide surgeryです。

フラップをあけることなく短時間でオペを終えることが出来ることから、術者及び患者さまの両方にフレンドリーな術式です。
 本術式の弱点は、臼歯部の場合、開口量が少ないとドリルのコントラヘッドが対合歯にあたって、適切にガイドホールに挿入できなくなることです。 

 

 

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本システムの助けを借りて、ストローマンRN 径4.1 長さ10mmを二本、比較的楽に植立出来ました。

 

 

 

 

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 五年前に反対側64部にインプラントを植立していただき、以後、快的に食べられているそうで、そのために今回、再度インプラントをご希望されました。本当にありがたいことです。

 

 

 

 

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CT画像上で決定したポジションのイメージ通りに、無事、インプラントが植立出来ました。
100%サージカルガイドステントに頼りはしませんが、あるとかなり手術が楽になるシステムであることは間違いありません。