シミュレーションソフト “LANDmarker Direct”を用い、あらかじめCT画像上でインプラント植立のシミュレーションを行いました。
今回は無歯顎の下顎に6本のインプラントを植立します。
CT画像上でインプラント植立を設定した位置に、正確にドリリングを歯槽骨内に誘導するCTサージカルガイドを作製しておきます。
インプラントを植立する直前の下顎咬合面観です。
右下654は、1か月前に抜歯をし、ハイドロキシアパタイト“アパセラムAX”を用いてソケットプリザベーションを行っています。
抜歯窩表面の上皮化は充分です。
CTサージカルガイドを用いて、フラップレスでドリリングを行っているところです。
ほぼCT画像上でシミュレーションしたイメージ通りに、6本のインプラントを植立することが出来ました。
初期固定は充分でした。
各フィクスチャーのプラットフォームにユニアバットメントを15Nで装着します。
そのユニアバットメントに対して、ブリッジシリンダーをスクリュー固定します。
ここからはテクニシャン浜崎氏にバトンタッチです。
続いて、あらかじめ準備していたレジンフレームに即時重合レジンを添加して、ブリッジシリンダーをフレーム内にピックアップします。
間もなく出来上がったスクリューリテイン式プロビジョナルブリッジです。
インプラントにスクリュー固定されたプロビジョナルブリッジの咬合面観です。
同正面観です。
上顎にはテンポラリーデンチャーが装着されています。
装着されたプロビジョナルブリッジのインプラント周囲には必ず歯間ブラシが挿入出来る空隙が確保されていることを確認しておきます。
術後のパノラマX線写真です。
今回の技工を担当していただいたテクニシャン 浜崎氏とはこの人です。
彼のおかげでインプラント植立即時荷重がストレスなく行えます。