![20141224165539.jpg](https://nakayamadental.com/blog/upload-images/20141224165539.jpg)
本日、経過観察できたケースです。
昨年の11月28日に歯根破折を起こした左上2を抜歯しました。
![20141224165551.jpg](https://nakayamadental.com/blog/upload-images/20141224165551.jpg)
即時に抜歯窩にFDBAを補填し、ソケットプリザベーションを行いました。
![2014122416564.jpg](https://nakayamadental.com/blog/upload-images/2014122416564.jpg)
補填した骨をCGFメンブレンでカバーした後、ポンティックの基底面で抜歯窩表面を保護する形で、抜歯窩周囲粘膜の治癒を待ちました。
![20141224165617.jpg](https://nakayamadental.com/blog/upload-images/20141224165617.jpg)
同部の本日の状態です(オペ後約4カ月)。
ある程度の歯間乳頭の委縮は認められますが、ソケットプリザベーションを行わなかった場合に比較して、かなり歯槽頂や歯間乳頭の高さが温存されていると思います。
![20141224165629.jpg](https://nakayamadental.com/blog/upload-images/20141224165629.jpg)
水平的な幅もかなり温存されています。
ソケットプリザベーションの効果は、Iasella らの論文に見られるように、これを行わなかった場合よりも行った場合の方が有意差を持って抜歯窩の幅と高さが温存されることが確認されています。
Iasella JM et.al. Ridge preservation with freeze -dried bone allograft and a collagen membrane compared to extraction alone for implant site development: a clinical and histologic study in humans. J periodontol. 2003;74(7) :990-999.