香川県 高松市 花宮 インプラント 口腔外科 歯周病予防

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院長ブログ

2025年問題に対して歯科はいかに対処するのか?


 後期高齢者(75歳)の著しい増加が予測される2025年問題に対して、歯科界も動き出そうとしている。歯科医師会の上層部は国の政策に従って、歯科界も行政と同じ方向に舵を切ろうとしている。しかし、自分を含めて末端の歯科医師会員は、具体的にどう行動を起こしていいのか戸惑っている状態といえる。今日は2025年問題に対する歯科界の対応について考えたい。

 先ず、高齢者の増加は医療並びに介護コストなどの社会保障費の上昇をもたらすことは必定だ。では国はこの高齢者の医療費の抑制のためにどういう方向に医療を向かわせようとしているかというと、それは「地域包括ケアシステム」の構築だ。「包括(ほうかつ)ケア」ってなんや?「包括」とは多くのものをひっくるめてまるめることだから、包括ケアとは一人の患者さんに多くの職種のものがたずさわってよい状態に導くケアのことだ。具体的には、医療・介護・福祉に関連する人々による医療連携だ。医療連携してよいことは、居宅、通所のかたちで医療が受けられることだろう。患者の方が適切なそれぞれの診療所に通い、通えない場合は診療所側が患者宅に出向く。入院コストがかからないので、医療コストが節減できる。要するに、地域包括ケアとは、高齢者が人生の最期まで住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けるために必要な支援体制のことだ。

 さて、歯科の地域包括ケアへの貢献として考えられるのが、在宅を支援する訪問歯科診療だ。訪問して歯科医療をするのだから、診療所で展開している歯科治療のレベルと同等のものを提供することは難しい。院外での医療活動は災害地のテントの中の医療のような、いわば野戦病院型の医療となるだろう。”MASH”だ(若い頃、こんなタイトルの米軍の野戦病院が舞台の映画を見た。はみ出し外科医が主人公で面白い映画だ。)。開業歯科医は、その活動の一部を訪問診療にシフトしていくことになるだろう。

 それはよいことだ。先端的な高度な医療も重要だが、患者の家庭を訪問して行う歯科医療もやはり重要だろう。したがって、自分も野戦病院型の歯科診療に備えていかなくては、と思っているところだ。

 

 

中山 康弘 院長

■この記事の監修者

中山 康弘 院長

略歴・資格
  • 1974年 香川県立高松高等学校卒業
  • 1981年 福岡県立九州歯科大学卒業
  • 1981年 岡山大学歯学部口腔外科学講座入局
  • 1990年 岡山大学大学院歯学研究科歯学専攻修了 - 歯学博士(岡山大学)
  • 1991年 香川医科大学医学部非常勤講師
  • 1992年 岡山大学歯学部非常勤講師
  • 1992年 岡山赤十字病院歯科口腔外科副部長
  • 1996年 高松赤十字病院歯科口腔外科部長 - 日本口腔外科学会指導医
  • 2004年 高松市にて中山歯科クリニック開業
  • 2007年 日本臨床歯周病学会認定医
  • 2011年 日本歯周病学会歯周病専門医
  • 2016年 日本臨床歯周病学会歯周インプラント認定医
  • 2022年 加圧サイクル・インストラクター資格
修了研修・学会等
  • 日本口腔外科学会
  • 日本口腔科学会
  • 日本歯周病学会
  • 日本臨床歯周病学会
  • 日本口腔インプラント学会
  • AAP(American Academy of Periodontology)アメリカ歯周病学会
  • 日本加圧トレーニング学会
  • 日本抗加齢医学会

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