インプラントは天然歯をどこまで再現できるのか

もし前歯が病気になってしまった場合、治療する際、
誰でもきれいに治したいと考えると思います😉

それがインプラントの場合、気になるのが「どこまで綺麗になるのだろう?」ということです‼

ところで、綺麗に治るということはどういうことでしょうか?

それはある人にとっては「白さ」なのかもしれないし、
多くの人にとっては、「天然歯と同じような自然さを伴っている」状態を綺麗と感じるのではないでしょうか❓

そこでその自然さを醸し出す要因ですが、歯だけ綺麗にしても
自然観は出ませんよね。

周囲歯肉との調和が大切です👆
歯茎部のギザギザとしたライン(スキャロップライン)が整っていること
歯と歯の間の歯肉(歯間乳頭)にボリューム感があること
左右対称であること
歯肉の歯根に相当する部分に、歯根の存在を思わせる膨隆感があること

などです♫♫

こういった細かいことにこだわってこそ、自然な歯の仕上がりになるのですが、
歯がなくなってからインプラントを植立する場合、
これらのディテールを表現する素材である歯肉や骨は萎縮してしまっています💦

これらのすべてを回復させるには極めて高度、
かつ侵襲性の高い形成外科的処置が必要になります✨

歯を失うと、まもなくスキャロップ状歯肉を作るのに、
必要な歯間乳頭や歯槽骨が萎縮してしまうからです。

自然観を出すために必要な歯の周りの歯肉や骨をいったん失うと、再びそれらを獲得するのは簡単ではありません😓

この問題を克服する方法として、抜歯と同時にインプラントを埋める方法があります🌷

いわゆる抜歯即時インプラント埋入法というのですが、
この方法の優れたところは、低侵襲でインプラント周囲に
天然歯と同様な歯肉の形態を作りやすいということです👄

抜歯直後は、天然歯周囲の歯肉や骨が、まだそのまま残っているので、
これらが萎縮しないような工夫さえ施せば、インプラント周囲組織に、天然歯同様の形態を与えられるのです‼

抜歯即時インプラント埋入法は、インプラント治療を審美的に仕上げたいときには有効な手法です😉💙

トリートメントコーディネーター 松本