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マウスピース矯正は何年かかる?治療期間や予定どおりに終わらせる方法


マウスピース矯正で歯列を整える女性

こんにちは。高松市花ノ宮にある歯医者「中山歯科クリニック」です。

透明で目立ちにくく、取り外しもできるマウスピース矯正は、見た目やライフスタイルに配慮された矯正方法として、多くの方から支持を集めています。

一方で、「どのくらいの期間で治療が終わるのか」「スケジュール通りに進むのか」といった疑問や不安を抱く方も少なくありません。実際の治療期間は、歯並びの状態やマウスピースの使用状況によって大きく左右され、患者さまの取り組みも治療結果に影響を及ぼします。

この記事では、マウスピース矯正にかかる期間の目安と、治療を円滑に進めるためのポイントについて詳しく解説します。

マウスピース矯正で治療する場合にかかる期間

マウスピース矯正で治療する場合にかかる期間イメージ

マウスピース矯正の治療期間は、歯の状態や治療目標によって個人差がありますが、一般的には半年から2年ほどが目安とされています。軽度な歯並びの乱れであれば短期間で完了することもありますが、大きな歯の移動を伴うケースでは、1年半以上かかることもあるでしょう。

また、マウスピースの装着時間が不足していたり、途中で中断があったりすると、計画よりも治療が長引く可能性があります。歯科医師の指示にしっかりと従い、装着時間を守ることが、治療をスムーズに進めるうえで欠かせません。

マウスピース矯正で治療期間が長くなるケース

マウスピース矯正で治療期間が長くなるケースを説明する歯科医師

歯並びの状態や生活習慣、治療への取り組み方によっては、当初の予定よりも治療が長引いてしまうことがあります。ここでは、治療期間が延びる主な要因について詳しく解説します。

歯の移動量が大きい場合

歯並びの乱れが大きいほど、治療に時間がかかる傾向があります。たとえば、重度の叢生(歯の重なり)のように大きくずれた歯がある場合、それらを並べるためのスペース確保や移動に時間が必要になります。

また、歯のねじれや傾き、噛み合わせのズレがある場合は、見た目だけでなく噛む機能も整える必要があり、治療工程が複雑化します。その結果、使用するマウスピースの枚数が増え、治療全体の期間も長くなりやすいです。

マウスピースの装着時間が不足している

マウスピース矯正では、1日20~22時間以上の装着が推奨されています。この装着時間が守られないと、歯の動きが計画通りに進まず、治療が遅れてしまいます。

たとえば、仕事や学校、外出時などで長時間マウスピースを外していると、その分だけ歯の移動が止まり、ズレが生じる可能性があります。装着時間の不足が繰り返されると、マウスピースが合わなくなり、再作成が必要になることもあります。

虫歯や歯周病などのトラブルが発生した場合

治療中に虫歯や歯周病が発見された場合は、矯正治療を一時的に中断して、そちらの治療を優先する必要があります。たとえば、詰め物や被せ物の高さが変わると、マウスピースが合わなくなることがあり、作り直しが必要になります。

また、歯ぐきに強い炎症があると矯正に悪影響を及ぼすため、治療を一時中断して口腔内の環境を整えなければなりません。口腔トラブルの予防と早期対処が、治療期間の延長を防ぐために非常に重要です。

アライナーの装着不良や紛失・破損

マウスピースはプラスチック製のため、丁寧に扱わないと変形や破損が起こることがあります。さらに、うっかり紛失してしまうと、次のステージに進むまでの時間が空いてしまい、治療全体が遅れる原因になります。

特に新しいマウスピースを装着した直後はフィット感が不安定で、破損のリスクが高まるため、取り外しや清掃時には十分な注意が必要です。再作成には数日から数週間かかる場合があり、その間の治療が停滞する点も考慮しておく必要があります。

リファインメントが必要になった場合

治療が計画通りに進まない場合、再度口腔内をスキャンし、新たな治療計画を立てるリファインメント(再調整)が必要になります。治療の精度を高める上で大切なプロセスですが、マウスピースの追加作製が必要になるため、その分治療期間が延びます。

歯の動きには個人差があり、予測どおりに進まないことは珍しくありません。リファインメントが必要になったとしても、焦らず治療計画を再構築し、丁寧に進めていくことが重要です。

モチベーションの低下や自己管理の乱れ

マウスピース矯正は取り外しが自由にできるというメリットがありますが、その分、患者さま自身による管理が重要になります。装着時間の短縮や、マウスピースの交換を忘れるといった行動が積み重なると、治療の進行に大きな影響を与えます。

また、通院を忘れたり、自己判断で装着スケジュールを変えたりすることで、治療が計画通りに進まなくなるケースもあります。

マウスピース矯正を予定どおりに終わらせるためのポイント

マウスピース矯正を予定どおりに終わらせるために装着時間を守る女性

マウスピース矯正はワイヤー装置に比べて目立ちにくく、取り外しも可能という大きなメリットがあります。

しかし、装置を正しく・継続的に使えるかどうかで結果が大きく変わります。以下のポイントを意識して行動すれば、余計なやり直しや再調整を避け、予定どおりにゴールへ到達しやすくなります。

1日20~22時間の装着をしっかり守る

アライナーは歯に連続的な力をかけて初めて、計画どおりに動きを誘導できます。装着時間が不足すると力が途切れ、歯が元の位置に戻ろうとする後戻りが生じ、治療が遅延します。

食事と歯磨きのとき以外は基本的に装着し、夜間はもちろん家にいる時間も外さないようにしましょう。この鉄則を守ることが、最短ルートで理想の歯並びに近づく最大のコツです。

アライナーの交換スケジュールを厳守する

マウスピースごとに歯をどこまで動かすかという設計があるため、交換タイミングを前後させるとうまく歯列にフィットしなくなり、計画全体が後ろ倒しになります。早く替えてしまうと歯が追いつかず、次のアライナーがはまらないこともあります。

スマホのリマインダーやカレンダーアプリを活用し、交換日を管理しましょう。

チューイーを活用してフィット感を高める

新しいアライナーは装着直後に浮きやすいので、シリコン製のチューイーを使用しましょう。チューイーを数分噛むことでアライナーが歯に密着し、計画どおりの矯正力がしっかり伝わるようになります。

就寝前・交換直後にチューイーを噛む習慣を付けると、装置の浮き上がりによる誤差を最小限に抑えられます。

お口の中を清潔に保つ

虫歯や歯周病が起こると治療を優先せざるを得ず、矯正治療は中断される可能性が高いです。食後は必ずブラッシングとフロス、アライナーも丁寧に洗いましょう。良好な口腔環境はマウスピース矯正をスムーズに進めるために欠かせません。

食生活や嗜好品を見直す

糖質の多い飲料や色の濃い飲み物を頻繁に摂ると、そのたびに歯磨きが必要になり、装着時間ロスの原因になります。さらに、マウスピースを装着したまま食事を摂るのは接待にやめましょう。

マウスピース装着中の食事はアライナーの破損につながります。破損した場合は再作成が必要になるため、治療が中断しそのぶん治療期間が延びることになります。

定期的な通院を欠かさない

通院間隔は4~6週間が一般的です。歯科医師はその都度、歯の移動状況やアライナーの適合を確認し、微調整や追加アタッチメントの要否を判断します。

自己判断で受診を遅らせると、小さなズレが蓄積しリファインメントが必要になることもあります。

モチベーションを維持する仕組みづくり

長期治療では「今日は外してしまおうかな」と気持ちが緩む瞬間が必ず訪れます。事前にゴール時期を設定し、SNSで進捗を公開したり、カウントダウンカレンダーを作ったりして見える化することで、達成感をこまめに味わえます。

家族や友人へ経過を報告するだけでも励みになります。

トラブル時にはすぐ歯科医院へ連絡する

アライナーの破損・紛失、急な痛みや出血などが起こった場合、次回予約を待たずに連絡してください。早期対応であれば治療計画への影響を最小限に抑えられます。遠慮はせず、困ったらすぐに相談するようにしましょう。

まとめ

マウスピース矯正で歯列が整い笑顔に自信が出た女性

マウスピース矯正の治療期間は、症例によって半年から2年以上と幅があります。期間を左右するのは歯並びの状態だけでなく、日々の装着状況や口腔内の健康、そして自己管理の丁寧さです。予定通りに治療を終えるには、毎日の積み重ねが何より大切です。

装着時間を守ること、定期的な受診、トラブルの早期対応など、基本を意識して取り組むことで、理想の歯並びに一歩ずつ近づけます。まずは、自分の生活の中で改善できるポイントから見直してみてください。

マウスピース矯正を検討されている方は、高松市花ノ宮にある歯医者「中山歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院では、全身の健康と長寿に貢献できる長期的な視点をもった治療を行っています。専門的な歯周病治療だけでなく、予防歯科、虫歯治療、インプラント、ホワイトニングなど、さまざまな診療を行っております。

当院のホームページはこちらご予約・お問い合わせも受け付けております。