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重度の虫歯とは?治療法・費用・予防まで徹底解説


重度の虫歯になり強い痛みを感じる女性

こんにちは。高松市花ノ宮にある歯医者「中山歯科クリニック」です。

何もしなくても歯がズキズキと痛む、歯ぐきが腫れて膿が出ているといった症状にお悩みではないでしょうか。もしかしたら、それは放置できない「重度の虫歯」のサインかもしれません。

重度の虫歯は、すでに神経まで細菌が達している深刻な状態です。治療をためらって放置してしまうと、激しい痛みに苦しむだけでなく、歯を失うことにも繋がりかねません。

手遅れになる前に、どのような治療が必要なのかを正しく理解し、一刻も早く歯科医院を受診することが大切です。

この記事では、重度の虫歯の代表的な治療法である根管治療や抜歯、治療の詳しい流れ、そして気になる期間や費用の目安までを解説します。

重度の虫歯とは

重度の虫歯のイメージ

重度の虫歯は、虫歯がエナメル質や象牙質を超えて歯髄(神経)まで進行し、強い痛みや腫れ、膿が出るなどの症状が現れる状態を指します。

虫歯の進行度はC1〜C4に分類され、歯髄に達したC3や歯冠が崩壊したC4は、一般的に重度の虫歯とされています。

初期の虫歯と比較して進行が著しく、放置すると歯の保存が難しくなるため、早期の治療が重要です。

進行する原因

重度の虫歯が進行する主な原因は、歯垢や歯石の蓄積による細菌の増殖と、適切な歯磨きや定期的な歯科受診の不足です。特に、歯磨きを怠ると、虫歯菌が酸を産生し歯のエナメル質を溶かし始めます。

また、糖分の多い飲食物を頻繁に摂取することで、虫歯の進行リスクが高まります。

初期段階で治療を受けず放置すると、虫歯は象牙質や歯髄にまで達し、激しい痛みや歯の崩壊を招くため、早期発見と対応が重要です。

重度の虫歯の症状

重度の虫歯では、冷たいものや甘いものを口にした際の強い痛みだけでなく、何もしていなくてもズキズキとした自発痛が現れます。

歯の表面に大きな穴があき、黒ずみや歯の欠けが目立つことが多く、歯茎が腫れて膿が出る場合もあります。

放置したらどうなる?

重度の虫歯を放置すると、虫歯菌が歯の神経や根の先端にまで達し、激しい痛みや腫れを引き起こすだけでなく、歯を支える骨が溶けて歯が抜け落ちるリスクも高まります。

虫歯が歯髄まで進行すると、強い炎症や感染を引き起こすことがあります。まれに重度の感染が全身に影響する可能性も報告されています。

重度の虫歯の治療方法

重度の虫歯を治療する様子

重度の虫歯は自然に治ることはなく、歯科での治療が必要です。ここでは、代表的な治療法である根管治療や抜歯、補綴治療について紹介します。

根管治療

虫歯が神経まで達している場合、感染した神経や組織を丁寧に取り除き、歯の内部を清掃・消毒したうえで薬剤を詰める根管治療が行われます。

治療後は歯の強度を保つため、被せ物を装着することが一般的です。

抜歯

重度の虫歯では、歯の根まで細菌感染が進行し、歯の保存が困難な場合に抜歯が選択されます。具体的には、歯の根が大きく破壊されていたり、歯を支える骨が半分以上失われている場合、または歯の根が縦に割れているケースが抜歯の基準となります。

さらに、強い痛みや腫れが繰り返され、他の治療法で改善が見込めない場合も抜歯が必要です。抜歯後は、インプラントやブリッジ、入れ歯などの補綴治療を検討します。

インプラント治療

抜歯後の選択肢として、人工歯根を埋め込むインプラント治療もあります。

インプラントは自分の歯に近い噛み心地が期待できますが、手術や十分な骨量が必要となるため、適応には注意が必要です。

重度虫歯治療の流れと期間

歯科医院のレントゲン検査

治療内容によって通院の回数や期間は変わります。ここでは、初診から治療完了までの流れやおおよその期間について説明します。

初診から治療完了までの流れ

重度の虫歯治療は、いくつかのステップを踏んで進められます。まず全体の流れを確認してみましょう。

  1. レントゲン撮影・診断
  2. 虫歯や感染部分の除去
  3. 根管治療または抜歯
  4. 被せ物や補綴治療(ブリッジ・インプラントなど)
  5. 経過観察とメンテナンス

1. レントゲン撮影・診断

初診では、レントゲンや視診によって虫歯の進行度を確認します。歯の内部や根の状態を調べ、最適な治療方針を決めていきます。

2. 虫歯や感染部分の除去

虫歯に侵された部分を丁寧に削り取り、感染が歯髄まで広がっている場合には根管治療の準備に進みます。

3. 根管治療または抜歯

神経が保存可能な場合は根管治療を行い、内部を消毒して薬剤を詰めます。歯の保存が難しい場合には抜歯が検討されることもあります。

4. 被せ物や補綴治療

根管治療後はクラウン(被せ物)を装着して歯を補強します。抜歯した場合にはブリッジ、入れ歯、インプラントなどから方法を選び、歯の機能を回復します。

5. 経過観察とメンテナンス

治療が完了した後も定期的な検診で経過を確認し、再発や新たな虫歯を防ぐことが大切です。

治療にかかる期間の目安

治療期間は虫歯の進行度や選択する治療法によって異なります。根管治療を行う場合には、数週間から数か月にわたることもあります。

また、症状の経過や治癒のスピードによっては予定より長くかかることもあります。

治療回数と通院頻度

重度の虫歯は1回の通院で完了することは少なく、根管治療や被せ物の装着など複数の工程が必要になります。一般的には数回から10回前後の通院が必要になる場合があり、治療が数か月に及ぶこともあります。

ただし、歯の状態や感染の範囲によって通院回数や期間は大きく変わるため、詳細は歯科医師と相談しながら進めることが大切です。

ただし、感染の広がりや歯の状態によってはさらに回数や期間が延びることもあります。

重度虫歯治療の費用

重度虫歯治療にかかる費用のイメージ

治療費用は治療法や保険の有無によって大きく異なります。ここでは、代表的な治療にかかる費用の目安や保険適用の範囲について整理します。

治療の費用相場

費用は治療方法や選択する素材によって変わります。以下に一般的な治療法別の相場を紹介します。

根管治療

保険診療の場合、1本あたり数千円から5千円程度が一般的です。自由診療では、精密器具やマイクロスコープを使うと5万円から15万円程度になることもあります。

クラウン(被せ物)

保険適用の金属クラウンなら比較的安価に治療が可能です。自費診療のセラミックやジルコニアを選ぶと、1本あたり8万円から25万円前後かかることが多いです。

抜歯

保険が適用されるため、数千円程度で済むことが一般的です。ただし、埋伏歯など難易度が高い場合にはやや高くなることもあります。

ブリッジ

保険診療のブリッジであれば費用を抑えられますが、自由診療の素材を選ぶと5万円から15万円程度になるケースがあります。

インプラント

ほとんどが自費診療となり、1本あたり30万円から60万円程度が相場です。骨造成や追加手術が必要になると費用がさらにかかります。

保険適用の範囲

保険診療でカバーされるのは、基本的な根管治療、抜歯などです。

ただし、使える材料や治療法には制限があり、見た目や耐久性を重視するセラミックやジルコニアの被せ物は保険外診療となります。

また、マイクロスコープを使用した精密根管治療なども自費となるため、希望する治療の内容によっては費用が大きく変わる点に注意が必要です。

重度の虫歯の予防や再発防止策

虫歯予防のために丁寧な歯磨きを欠かさない男性

重度の虫歯を防ぐには、日々のケアと定期検診が欠かせません。ここでは、具体的な予防法や生活習慣の工夫を紹介します。

日常のケア方法

重度虫歯の予防や再発防止には、毎日の丁寧な歯磨きが欠かせません。歯ブラシは毛先が広がっていないものを選び、1日2回以上、1回につき最低2分間かけて磨くことが推奨されます。

歯と歯の間や歯ぐきの境目は特に虫歯ができやすいため、デンタルフロスや歯間ブラシも併用しましょう。

また、甘い飲食物を摂取した後はできるだけ早く口をゆすぐか歯を磨く習慣をつけることが重要です。

定期検診の重要性

重度虫歯の予防や再発防止には、定期検診の受診が欠かせません。一般的に、3〜6か月ごとに歯科医院で検診を受けることが推奨されています。

定期検診では、虫歯の早期発見だけでなく、歯石除去やブラッシング指導なども行われ、口腔内の健康状態を総合的にチェックできます。

特に重度虫歯を経験した方は、再発リスクが高いため、自己判断で間隔を空けず、歯科医師の指示に従って定期的に受診することが大切です。

食生活の見直し

重度の虫歯を予防し再発を防ぐためには、食生活の見直しが重要です。特に間食や甘い飲み物を控えることが虫歯リスクの低減につながります。

また、食事の回数を1日3回程度にし、だらだら食べを避けることで口腔内が酸性に傾く時間を短縮できます。食後はできるだけ早く歯磨きを行い、キシリトール入りガムを利用するのも効果的です。

まとめ

重度の虫歯を治療して食事を楽しめるようになった女性

重度の虫歯は、歯の神経にまで達して強い痛みや腫れを伴う深刻な状態です。放置すると歯の保存が難しくなるだけでなく、感染が広がるリスクもあるため、早期の治療が不可欠です。

治療法には、根管治療や被せ物の装着、保存が難しい場合は抜歯と補綴治療が選択されます。治療の流れや期間は虫歯の進行度や個人の状態によって異なり、数週間から数か月かかることもあります。

費用については、保険診療が適用される治療もありますが、見た目や耐久性を重視する場合は自費診療となり、費用負担が大きくなることがあります。

再発防止には、毎日の丁寧な歯磨きやフロスの活用、規則正しい食生活、そして定期検診が重要です。重度の虫歯にならないためには、早めの受診と予防習慣の徹底が大切です。

虫歯治療を検討されている方は、高松市花ノ宮にある歯医者「中山歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院では、全身の健康と長寿に貢献できる長期的な視点をもった治療を行っています。専門的な歯周病治療だけでなく、予防歯科、虫歯治療、インプラント、ホワイトニングなど、さまざまな診療を行っております。

当院のホームページはこちらご予約・お問い合わせも受け付けております。