香川県 高松市 花宮 インプラント 口腔外科 歯周病予防

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院長ブログ

下顎側方運動時の臼歯離開の重要性


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このデンタルX線は右下顎大臼歯部の辺縁歯槽骨の吸収を示している.当然,歯周ポケットは深くなっている.

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同側の対合歯部もやはり辺縁歯槽骨の吸収を認める.口腔の特定の部位にのみ,このような著しい骨吸収を伴う歯周ポケットの深化を認める場合,咬合性外傷を疑わねばならない.つまり,絶え間なく,上下の歯同士がぶつかり合っている状況だ.

 

 

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上記のレントゲン写真の実際の口腔を見てみると,強い咬みこみが見られる.つまり,鋭い咬頭(咬む面のとがった部分)と窩(咬む面のくぼんだ部分)をもつ上下の歯列が,咬頭と窩がしっかりはまり込んだ状態で接触している.この写真は,下顎を少し右方にスライドさせてもらった時に撮影しているが,上下の大臼歯は接触したままだ.これでは,下顎を側方に動かそうとしたら,上下の大臼歯にそれぞれ横向きの力がかかってしまう.つまり,絶え間なく揺さぶられている.これが骨吸収を加速させる原因だ.

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よいといわれている咬み合わせは,上の写真のようなものだ.これは別の患者さんであるが,下顎を右方にスライドさせたとき,犬歯のみがコンタクトして,それ以降の臼歯がすいている.この現象は,側方運動時の臼歯離開(ディスクルージョン)と呼ばれ,歯を健全に長期間保つために必要な重要な咬合様式と考えられている.歯周病で歯を支える組織が減少し,支持能力が弱っている場合,なるべく側方運動時には臼歯離開させた方がよいのである.

 

中山 康弘 院長

■この記事の監修者

中山 康弘 院長

略歴・資格
  • 1974年 香川県立高松高等学校卒業
  • 1981年 福岡県立九州歯科大学卒業
  • 1981年 岡山大学歯学部口腔外科学講座入局
  • 1990年 岡山大学大学院歯学研究科歯学専攻修了 - 歯学博士(岡山大学)
  • 1991年 香川医科大学医学部非常勤講師
  • 1992年 岡山大学歯学部非常勤講師
  • 1992年 岡山赤十字病院歯科口腔外科副部長
  • 1996年 高松赤十字病院歯科口腔外科部長 - 日本口腔外科学会指導医
  • 2004年 高松市にて中山歯科クリニック開業
  • 2007年 日本臨床歯周病学会認定医
  • 2011年 日本歯周病学会歯周病専門医
  • 2016年 日本臨床歯周病学会歯周インプラント認定医
  • 2022年 加圧サイクル・インストラクター資格
修了研修・学会等
  • 日本口腔外科学会
  • 日本口腔科学会
  • 日本歯周病学会
  • 日本臨床歯周病学会
  • 日本口腔インプラント学会
  • AAP(American Academy of Periodontology)アメリカ歯周病学会
  • 日本加圧トレーニング学会
  • 日本抗加齢医学会

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