今日は下顎のインプラントブリッジのメインテナンスの患者さんを経過観察しました。

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 本日撮影のパノラマⅩ線写真です。
下顎は4本のアンキロスインプラントが植立され、上部にワンピースのブリッジが装着されています。
 
 装着して2年余りが経過しています。

 

 

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 右下63のデンタルX線写真です。

右下3の近心側にマージナルボーンロスが見られます。
この部の歯周ポケットは6ミリでした。
インプラント周囲炎を起こしています。

 

 

 

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 一方、残りの右下6と左下36のインプラントはまずまず大丈夫でした。

 

 

 

 

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 装着されているブリッジはこのようなものです。

 

 

 

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  粘膜面には4本のシンコーンアバットメントが正確に嵌合するような凹みが設けられています。

 

 

 

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  装着時にインプラント周囲に歯間ブラシが入る様に配慮していたつもりでした。

しかし、毎回の経過観察時にこの部にプラークの沈着が認められることが気になっていました。
 
 口腔清掃のテクニックに個人差がありますので、今後はこのような補綴物のケースでは、さらに大きくインプラント周囲の空隙を確保し歯間ブラシが楽々と通過できるようにすることが大切だと思いました。