今日は学術部で作製した放射線被曝のパネルを用いて、患者さんに歯科放射線被曝の安全性について説明しました。

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  上の2枚のパネルは、本年2月に高松市歯科医師会学術部で作製した放射線被曝の患者様への説明用パネルです。
歯科で撮影される放射線の被ばく線量は極めて低く、けっして健康障害を惹き起こすものではないので安心していただくために作製したものです。
 
  本日、このパネルを用いて患者様に説明させて頂く機会がありました。本日、インプラントの相談目的で初診でお見えになった患者様は、パノラマレントゲン撮影に対して当初、抵抗を感じておられました。
そこで、上記のパネルを示して、パノラマX線撮影の被曝線量は年間の自然放射線の被曝レベルに比較してはるかに低いものなので安心してX線検査を受けて頂いてよいことを説明しました(パノラマX線撮影1枚の被曝レベルは、一日あたりの自然放射線レベルの0.5~5倍程度)。
 
 患者様は、結局、安心してX線検査を受けてくださいました。穴吹高松市歯科医師会副会長の協力を仰いで、学術部4人が総力を挙げて作製したパネルですが、現実の診療場面において活用する機会があってよかったと思いました。他の歯科医院においても、本パネルがお役にたてることを願っています。