全顎のインプラント治療   

 

 

 

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毎回、自分で着脱しないといけない総義歯を嫌う患者さまには、固定性ブリッジが可能な全顎インプラント治療が喜ばれます。右写真は、状態が悪く保存が困難な上顎のすべての歯を抜歯後、インプラントで支持するブリッジを作製して咬合を再構成したケースです。  

 
 
 
 
 
 
 

2015121017569.jpg初診時、両側の奥歯は喪失しており、奥歯でものが咬めない状態でした。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2015121018321.jpg右写真は治療後の状態です。上顎の状態の良くない歯はすべて取り除き、インプラントで支持するハイブリッドセラミックブリッジで歯列を作り上げました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
20151210182342.jpg今回のブリッジはインプラントに対して、ねじ止め固定されています。インプラントに対する上部構造の固定方法は、一般にセメント固定とねじ止め固定の二つの方法があり、それぞれに良い面がありますが、容易に着脱できるのはねじ止め固定です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2015121018304.jpg今回のような全顎歯列をワンピースのブリッジで制作する場合には、インプラント周囲粘膜の手入れや、万一ブリッジが破損した際の修理が容易なので、ねじ止め式が良いと考えています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
20151210185155.jpgこのような大がかりなインプラント補綴は、治療期間が長くなり、費用も高くなりますが、どうしても義歯を受け入れたくない方には大きな福音となります。総義歯よりもしっかり咬めますし、何よりも精神的に、自分はまだまだ老けていないと思いこめるところに大きな価値があると思います。