なぜ口腔内から全身への細菌感染を防げないのか

 

歯周病は発見し第、必ず治す必要があります‼

 

 

それは歯周病原菌が口腔の局所にとどまらず、
全身に波及し、さまざまな重大な疾患を引き起こす可能性があるからです⚡

 

ところでなぜ、歯周病菌はいともたやすく全身の血行に
乗ってしまうのでしょう。

 

実は細菌が血液中に入るルートは二つあります。
一つは口腔です👄

 

 

もう一つが、腸🦋

 

人間は主要な常在菌を口腔と腸管に持っています。

 

人間の細胞は37兆個、あるいは60兆個といわれているのですが、
人間の中に住み着く常在菌の数はそれより多く、100兆個以上も
住んでいます🌱

 

 

その大部分は腸管に住んでいるのですが、全体の1万分の1にあたる細菌は口腔内に住んでいるのです👄‼

 

 

腸管からの侵入に対しては人体の厳重な防御機能が備わっています。
ですので簡単には腸管から人体の細菌に直接触れることはありません。

 

 

たとえば小腸には抗菌ペプチドがあり、大腸には粘膜層があり、
腸内の常在菌はなかなか簡単には腸管表面から体の中に
入っていけない仕組みになっています。

 

それに対して、口腔からの侵入はほとんど丸腰と言ってもいいぐらい無防備なのです😖

口腔には腸管に匹敵するようなバリアーが存在しないからです。

 

 

歯を磨かないで口腔を不潔にしておくと、
歯周ポケットから歯肉内縁上皮を通過して歯肉内の毛細血管に入り込み、容易に全身の血流に乗ってしまいます💦

 

 

なので、腸内細菌が引き起こす様々な全身疾患という話はあまり聞かないですよね。

 

歯周病が引き起こす多くの全身疾患が存在する理由がこれなのです😨

 

全身の健康のために口腔内は常に清潔にし、菌が全身にまわらないようにしっかり対策しましょう🌷✨

 

 

 

トリートメントコーディネーター 松本