連休最後の読書は岩崎夏海著「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」(ダイヤモンド社)です。

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  ドラッカーの「マネジメント」で謳われている原理原則は、会社経営に限らずおよそ成果を出すことが求められる組織運営にあまねく適応可能である、というのがテーマです。

 しかも、マネージメントを行う人が必ずしも専門家として秀でている必要は全くない、ということが最後の方で分かります。
 
 昔から名プレイヤー必ずしも名監督にあらず、と言いますよね。
 
 ところで、開業歯科医というのは、どうしても名プレイヤーになろうとするマインドが強いのですが、マネージャーとしての自覚をどの程度持っているかによって歯科医院のありようが違ってくると思いました。
 
 そして、一番強く感じたことは、ドラッカーは優れた思想家だからマネジメントは理論が大切のように思えるけど、実はマネジメントの一番大切なことは感動で、顧客のハートを揺さぶることに他ならないのだ、と思いました。高校野球は感動を表現し易いモチーフです。マネジメントは感動だ!