本日は歯周病で咬合崩壊を起こしている患者さんの臼歯を抜歯しました。

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 右は重度歯周病の患者さまのパノラマX線写真です。

両側の臼歯群は上下とも動揺が著明で、咬合支持の役割を果たせていません。
この状態では咬み合わせが全く不安定です。
だから、どこで咬んでよいのかご本人も分かっていらっしゃらない状態です。

 

 

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 すべての歯の歯周病の状態を精査し、右上876、左上45、右下65、左下6を抜歯させて頂き、前歯はブリッジで、臼歯は部分義歯で咬合を回復する計画を立てました。 

 

 

 

 

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 先ず、このようなプロビジョナルブリッジをかろうじて歯根膜感覚を期待できる上顎前歯に装着して、ある程度まで下顎の位置を定め、精神的に落ちついて頂いた後に、本日、左上45を抜歯させて頂きました。

明日は右上876を、その次は右下65と左下6を抜歯し、その後早急に、顎位を安定化させる治療用の(仮の)部分義歯を作製する予定です。