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2011年7月

今日も朝一番の飛行機で東京にやって来ました。スタッフ一同とともに、第16回日本咬合学会に参加するためです。

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 東京国際フォーラムで開催された第16回日本咬合学会一日目の午前中のセッションは臨床実学シンポジウム
「歯科医療にいかに新しい咬合理論を活かすか」でした。

 

 

 

 

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  午後の特別講演は、東邦大学医学部統合生理学 有田 秀穂教授による「咀嚼のリズムと脳の活性化」でした。

 
 ウォーキングや咀嚼、呼吸、といったリズム運動や日光を浴びることが脳のセロトニンレベルを上昇させることをお話しされました。
 
 セロトニンは脳幹にあって脳全体の機能に影響を及ぼす非常に重要な物質なので、咬み合わせの治療を介して咀嚼機能の向上を図る咬合治療の全身健康にもたらす意義は極めて大きいと確信しました。

 

今日は下顎に6本のアストラテックインプラントを植立し、即時荷重しました。

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  シミュレーションソフト “LANDmarker Direct”を用い、あらかじめCT画像上でインプラント植立のシミュレーションを行いました。

 
 今回は無歯顎の下顎に6本のインプラントを植立します。

 

 

 

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 CT画像上でインプラント植立を設定した位置に、正確にドリリングを歯槽骨内に誘導するCTサージカルガイドを作製しておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 インプラントを植立する直前の下顎咬合面観です。
 
 右下654は、1か月前に抜歯をし、ハイドロキシアパタイト“アパセラムAX”を用いてソケットプリザベーションを行っています。
 
 抜歯窩表面の上皮化は充分です。

 

 

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 CTサージカルガイドを用いて、フラップレスでドリリングを行っているところです。

 

 

 

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 ほぼCT画像上でシミュレーションしたイメージ通りに、6本のインプラントを植立することが出来ました。
 
 初期固定は充分でした。

 

 

 

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 各フィクスチャーのプラットフォームにユニアバットメントを15Nで装着します。

 

 

 

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 そのユニアバットメントに対して、ブリッジシリンダーをスクリュー固定します。

 

 

 

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  ここからはテクニシャン浜崎氏にバトンタッチです。

 
 続いて、あらかじめ準備していたレジンフレームに即時重合レジンを添加して、ブリッジシリンダーをフレーム内にピックアップします。  

 

 

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 間もなく出来上がったスクリューリテイン式プロビジョナルブリッジです。

 

 

 

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 インプラントにスクリュー固定されたプロビジョナルブリッジの咬合面観です。

 

 

 

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 同正面観です。
 
 上顎にはテンポラリーデンチャーが装着されています。
 
 

 

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  装着されたプロビジョナルブリッジのインプラント周囲には必ず歯間ブラシが挿入出来る空隙が確保されていることを確認しておきます。

 

 

 

 

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 術後のパノラマX線写真です。

 

 

 

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  今回の技工を担当していただいたテクニシャン 浜崎氏とはこの人です。

 
 彼のおかげでインプラント植立即時荷重がストレスなく行えます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

今日は下顎にストローマンインプラントを2本植立しました。

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 術前に植立予定部位のCTをよく観察しておきます。
 
 下顎管との距離や舌側内壁のアアンダーカットを考慮して、左下7相当部の使用インプラントは、ストローマンSLA 、レギュラーネック 径4.1、長さ8mmに決定しました。

 

 

 

 

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 一方、右下6相当部はストローマンSLA 、レギュラーネック 径4.1、長さ10mmとしました。

 

 

 

 

 

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  インプラント植立直後の写真です。

 
 インプラントを顎骨内に運ぶためのアダプターがまだフィクスチャーに接続されています。

 

 

 

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  上顎は前回までのオペで、すでにインプラントが5本植立されています。

 
 今回、下顎に2本のインプラントが追加されました。
 
 
 
 

今日は下顎はインプラント、上顎は総義歯で咬合を再構成するケースの咬合採得を行いました。

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 両側下顎臼歯部にはストローマンインプラントが植立されています。
 
 そして、上顎は無歯顎の状態です。

 

 

 

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  このような歯の欠損状態に対して、下顎はインプラントの上にクラウンおよびブリッジを装着することで、上顎は総義歯を装着することで咬合を回復させる計画です。

 

 

 

 

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  今回は地元の自費専門ラボ アートアンドサイエンス社に技工をお願いしました。

 
 咬合基礎床、兼プロター咬合器のバイトフォークに接続させる為の装置として、上顎はこのようなレジン床が準備されました。

 

 

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 下顎には、インプラントフィクスチャーに対してスクリュー固定が出来るレジン製のオクルーザルテーブルが準備されました。

 

 

 

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 上顎の粘膜面、下顎のインプラント上にレジン製の各装置を乗せ、シリコンバイト材を介在させて咬合採得を行っているところです。

 

 

 

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 プロター咬合器上で技工作業が可能となる様に、上顎の粘膜面に乗る基礎床がこのような形でバイトフォークと接続されました。

 

 

 

 

今日は右下顎7番のストローマンインプラントにソリッドアバットメントを装着しました。

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 右下7相当部にストローマン 径4.8ワイドネックインプラント 長さ8mmが植立されています。

 

 

 

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  これから上部冠を作製するにあたって、まずフィクスチャーにワイドネック 5.5mm ソリッドアバットメントを接続しました。

 

 

 

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 ワイドネック ソリッドアバットメント 高さ5.5mmが接続された状態のデンタルX線写真です。

 

 

 

 

 

今日は下顎にアストラテックインプラントを3本植立しました。

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 右下67相当部にアストラテックインプラント4.0ST、11mmを2本植立しました。
 
 今回はオーソドックスなオープンフラップ法です。

 

 

 

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 左下6相当部にもアストラテックインプラント 4.0ST、11mmを植立しました。

 

 

 

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 右下67相当部に植立したアストラテックインプラントのデンタルX線写真です。

 

 

 

 

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 左下6相当部に植立したストラテックインプラント のデンタルX線写真です。
 
 左下5の根尖にリージョンが見られるので、早急に感染根管治療を開始しなければなりません。

 

 

 

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 3本のインプラント植立後の咬合面観です。
 
 ゼブラヒーリングキャップをフィクスチャーに装着し、1回法でオペを終了しました。

 

 

 

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 インプラント植立後のパノラマX線写真です。

 

 

 

 

今日は特定非営利活動法人 歯科学研究所インプラント部会 第6回学術集会に参加しました。

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 東京ステーションコンファレンスで歯科学研究所 第6回学術集会が行われました。
 
 午前中のコメディカルセッションでは、お口の健康ネットワーク理事長、岡山大学名誉教授、渡邊達夫先生のつまようじ磨きがインプラント周囲組織の炎症のコントロールにいかに有効であるかという講演が行われました。
 
 私はスタッフの歯科衛生士と一緒に聴講しました。

 

 

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  講演後、つまようじ磨きのインストラクターを務めておられる歯科衛生士の方から、私自身の口腔をつまようじ磨きで磨いてもらいました。

 
 とても気持ちがよかったので、患者さんにもこの方法をお勧めしてみたいと思いました。

 

 

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 学術集会終了後、会場で記念撮影しました。

 

 

 

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 羽田空港までの帰り道の途中、銀座に寄り、ささやかな買い物を楽しみました。
 
 その後少しの間、喫茶店で疲れをいやしました。スタッフは有意義な研修会だったと言ってくれました。
 
 研修会の参加で仕事のモチベーションが高まればおおいに結構なことです。

 

今夜は東京に来ています。明日、開催されるメデントの学術研修会に参加する為です。

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 夕方の別便の飛行機で、私とスタッフはそれぞれ東京に入りました。
 
 ホテルで落ち合い、近くのイタリアンレストランで遅めの夕食を摂りました。
 
 
 
 
 

今日は上顎小臼歯部の歯冠長延長術を行いました。

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 左上57のデンタルX線写真です。
 
 左上57は根面カリエスで、軟化象牙質除去後の根面は歯肉縁下のほぼ骨縁付近に存在し、このままでは補綴が困難な状況です。

 

 

 

 

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  左上7は対合歯がなく機能していないことから抜歯とし、左上5は歯冠長延長術により補綴物マージンを骨縁上3ミリ以上の位置に移動させる事にしました。

 

 

 

 

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  粘膜骨膜弁を剥離し、左上5の歯頸部の骨を削合し、粘膜骨膜弁を復位するとレジン支台築造と歯根実質との接合面が歯肉縁上の位置に移動するようにしました。

 

 

 

 

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