症例紹介
今日は上顎のアストラテックインプラントの上部補綴作成のための再印象を行いました。
左上5相当部にアストラテックインプラントが植立され、ダイレクトアバットメント5ハイが接続されています。
前回、ダイレクトアバットメントに対応するインプレッションコーピングを用いてスナップオン印象を行ったのですが、出来て来たメタルコーピングのアバットメントに対する適合が若干甘く、単冠としては維持力に不安を感じました。
そこで、今回、天然歯支台歯と同様に、直接アバットメントをシリコン印象することにしました。
右上4相当部にもアストラテックインプラントが植立され、ダイレクトアバットメント5ミディアムが接続されています。
天然歯同様、歯肉圧排を行い、出来るだけ歯肉とアバットメントとの境界を明示することを心がけました。
とれてきたシリコン精密印象です。
アストラテックインプラントシステムにおけるダイレクトアバットメントのアナログは、若干、本物のそれと精度の誤差があるようです。
ストローマンのソリッドアバットメントのアナログについてもそれを感じましたが、単独冠をダイレクトアバットメントに装着する際には、強いパッシブフィットが必要なように思います。
その際は本システムのアナログの精度は問題かもしれません。
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