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2011年9月

今日は下顎臼歯部セラモメタルブリッジのフレーム試適を行いました。

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 地元のデンタルラボから、模型上で作製された下顎臼歯部セラモメタルブリッジのメタルフレームが届きました。

 

 

 

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  口腔内に装着したところ、支台歯との適合は良好でした。

念のため、パターンレジンをフレームの咬合面に添加し、咬頭嵌合位で再度バイトを取りました。

 

 

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 フレームと支台歯との適合をチェックするため撮影したデンタルXPです。

左下6はヘミセクションし、近心根を抜歯しています。
 
 
 
 
 

今日はインプラント学会参加2日目です。

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 2日目の午前は「CAD/CAMガイデッドサージェリーの適応と信憑性」というテーマのシンポジウムを興味深く聞きました。

CTサージカルガイドは両刃の剣で、使いようによっては大変に役にたつけれども、誤った使い方をすると惨憺たる結果を招くという事例が報告されました。
何事もそうであるように、CTサージカルガイドを使いこなすにも勘どころというものがあるようです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

今日は名古屋の日本口腔インプラント学会に参加してきました。

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 初日の午前中は「遊離端欠損におけるインプラントの適応と限界」というシンポジウムを興味深く聞きました。遊離端欠損の場合、インプラントが可徹式義歯より必ず優位にあるか?という疑問は常に自問自答しているテーマですから。
 
 結論は、インプラントをすることで残存歯を助けることが出来るという点で、可徹式義歯よりもインプラントの方に優位性が認められるというものでした。

 

 

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  夜は名古屋駅近くのデパートのレストランで味噌とんかつを食べました。

 

 

 

 

今日は上顎前歯のフラップオペと骨移植を行いました。

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 右上2、1、左上2には高度の歯周病が見られ、左上1は数週間前に当院で抜歯しています。

 

 

 

 

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 抜歯した左上1部は著しく歯槽骨が喪失しています。

 

 

 

 

 

 

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  該当する歯の歯根面ならびに骨面のデブライドメントを徹底して行いました。

左上1は唇側と口蓋側の骨壁が根尖まで吸収しています。

 

 

 

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 その骨欠損部にハイドロキシアパタイトとFDBAとの混和物を補填しました。

 

 

 

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 減張切開を加え、唇側の粘膜弁を復位し、閉鎖縫合しました。

 

 

 

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 左上1歯槽幅は、骨補填材のボリュームで、十分に増大しています。

 

 

 

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 術後のデンタルXPです。

 

 

 

 

 

 

今日は難治性のフィステルを伴う上顎7のフラップオペをしました。

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 右上7の遠心側歯肉にずいぶん治りにくいフィステルがあります。

確かにポケットは6ミリ以上深く、辺縁性歯周炎は存在しています。
ところがいくらポケット内をデブライドメントしてもフィステルが治癒しないので、原因を調べる為にフラップを開けてみました。

 

 

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  レントゲンでは7の遠心側の歯槽骨の骨内ポケットの存在を示す垂直的な骨吸収が認められます。

 

 

 

 

 

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 フラップを開けると、頬側根尖部の骨壁は消失し、不良肉芽組織が根尖部に充満していました。

 

 

 

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  そして、その根尖部の病変は分岐部を介して遠心側の骨内ポケットと交通している状態が認められました。

いわゆるエンドペリオ病変の状態です。フィステルがなぜ治癒しないのか、これで原因が明らかとなり、一歩前進です。

 

 

今日は両側下顎臼歯部のアストラテックインプラントのプロビジョナル冠作製の印象採得をしました。

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 右下75相当部のアストラテックインプラントにインプレッションコーピングを接続したところです。

 

 

 

 

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 左下67相当部のアストラテックインプラントにインプレッションコーピングを接続したところです。

 

 

 

 

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 きれいにシリコン印象が採れました。

 

 

 

今日は上顎前歯のセラミック冠を作製するための精密印象を行いました。

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 上顎4前歯すべて失活歯です。

 

 

 

 

 

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  今回は右上1のみをセラミック冠で修復することになりました。

右上2、左上1それぞれ色調が異なるので、色合わせが大変ですが、出来る限り中切歯が審美的になる様に頑張ってみたいです。
 
 
 

今日は右下7のストローマンインプラントにセラモメタル冠をセットしました。

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 右下7の径4.8 WN 8mm ストローマン スタンダードインプラントにソリッドアバットメントが接続されています。

 

 

 

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 このアバットメントの上にセラモメタルクラウンを装着しました。

 

 

 

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 装着したクラウンの咬合面観です。

 

 

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 上部冠装着後のデンタルXPです。

今後、咬合管理と清掃性のチェックにより、長期に機能する様にメインテナンスを続けていきます。
 
 
 
 
 

今日も東京の丸山咬合学セミナーに参加してきました。

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  マスティキュレーターⅡ型咬合器は丸山先生によって開発された咀嚼運動を再現できる唯一の咬合器です。

本日は、その咬合器のハンドリング、ならびに本咬合器を用いた咀嚼運動に基づく咬合診断法について勉強しました。
 
 
 
 

今日は高松市歯科医師会主催の第2回学術講演会が開催されました。

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 高松市歯科救急医療センター3階研修室において、和歌山医大歯科口腔外科学 教授 藤田茂之先生をお招きして、「歯科診療における三叉神経損傷の現状と対策」と題した講演会が開催されました。

私は学術担当理事として司会役を務めさせていただきました。
 

 

 

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  約40名ほどの参加者のほとんどは眠ることもなく、私も含めて緊張感を伴って講演内容に聞き入りました。

内容は三叉神経および舌神経障害の診断と治療、そして予防の方法、そして30余例に上る豊富な顕微鏡視下の神経修復術の症例報告がDVD動画を含めて説明されました。

 

 

 

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  三叉神経や舌神経の障害は抜歯やインプラント治療の合併症として起こりうるだけに、みんな真剣な面持ちで、興味深く聞き入りました。

 
 インプラントを含めて、一般に外科処置には光と影の部分がありますが、両方を熟知することで外科処置の真価を患者さんに提供でき、正しくその恩恵に浴して頂けると思います。
 
 有意義な講演会に私を含めて参加者はみな満足していました。
 
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